手画き友禅の着物ができるまで
手描き友禅とは花鳥や風景、楽器、調度品などの題材を模様とした絵画のように染め上げた手法を指します。
おおまかな工程としては
- 意匠(図案・デザイン)
- 下絵(青花で生地に描く)
- 糸目糊置き(下絵線に糊を置き隈(くま)取り、防染します)
- 色挿し(挿し友禅・柄の中をむらなく、又はぼかしながら色を置きます)
- 伏せ糊(色を挿した部分を防染の為に糊を置きます)
- 地染め(引染)
- 蒸し(染料を固着させます)
- 水元(糊や染料を水洗いします)
- 仕上げ(刺繍・金彩など)
の順です。
最近ではゴム糸目という手法が多くなってきていますので、その場合は地染め(引染)後に色挿し(挿し友禅)を行います。
明治頃、写し糊という染料が入った糊で染色する型友禅が考案され、現在では京友禅といった場合、手描き友禅のほかに型友禅を指すこともあります。
友禅染めの工程は分業によって成り立ち、約20種の専門職の技術者(職人)の技が集結して1枚のきものを完成させます。
下記に手描き友禅の工程表をしめしていますが、実際は工程が前後したり、技法によって変わったりします。
手描友禅の工程


- 図案作成
- 染め工程・仕上がりをイメージして作成

- ゴム糸目糊置き
- 白生地にゴム糸目糊置きが終わった状態

- 伏せ糊置き
- 防染したい柄に伏せ糊を置き、挽き粉をひく

- 引染
- 伏せ糊を刷毛でひきずらないように注意して引染をする

- 蒸し
- 引染をした地色を蒸しで固着させ伏せ糊のみ水元で落とす

- 挿し友禅、蒸し・水元
- 柄の中を挿し友禅し、ゴム糸目を落とした状態









