染め屋のきもの

着て、楽しむきもの

「紺屋の白袴」と言われますが、「染め屋ってどんな着物を着てるんだろう?」と思われた事はありませんか。
呉服業界に携わっていても、意外と実際に着物を着て楽しんでおられる方々というのは少ない気がします。
なかなか着る機会がない、帯や小物など一通り揃えるのが大変…などなど、様々な理由はあると思いますが、難しく考えずに気軽に着物を楽しみたいものです。

私たちも着物振興にも一役買えるよう、なるべく着物に袖を通すように心がけています。
そこで、お恥ずかしいですが染め屋のきもの・ワードロープを公開。
買った着物ももちろんありますが、ここでは当社で染めた着物などをご紹介します。


おんなの着物

やはり女性用の着物は数も種類も多くなります。小紋、付け下げ、訪問着、染めと織・・などなど、種類もそうですが、 好み・年齢・着ていくシーンなど、TPOにあわせて色々な着物を揃えたくなってしまうものです。
帯や小物を替えてイメージチェンジ、こんな着方もいいよ、なんてアドバイスも嬉しいです。

訪問着“冬の山”

社長が30年位前に染めた着物。初冬の山並と湖面を引染ボカシだけで表現しました。遠くに見える山にはうっすらと雪が積もっています。平刷毛を使った「しぼりぼかし」という技法で山の木々を表現しています

訪問着“冬の山”上前
訪問着“冬の山”上前
訪問着“冬の山”部分
訪問着“冬の山”部分

手描き訪問着“山ぶどう”

上前と上オクミの部分だけぼかし、中は淡色で「もやぼかし」で染め、細かいフブキを全体に施し、最後に手描きで山ぶどうを描いた着物。

手描き訪問着“山ぶどう”上前
手描き訪問着“山ぶどう”上前
手描き訪問着“山ぶどう”部分
手描き訪問着“山ぶどう”部分

ダンマル訪問着

ダンマルと呼ばれる技法で染めた着物。ダンマル液を使って直接生地に描き、半防染の状態が立体感のある表現となります。
防染の状態、ぼかしの状態など技術的に難しい技法です。

ダンマル訪問着上前
ダンマル訪問着上前
ダンマル訪問着部分
ダンマル訪問着部分

撒糊(まきのり)の着物1

撒糊とは糊を細かく砕き、生地に手作業で撒き、防染する技法です。糊の粒が角張っているのが特徴です。糊が溶け、角が丸くならないように注意します。
この着物はまず、もやぼかしで全体を染めた後、引っ張ったままの状態の時に、自社で作った撒糊を片寄らないように均一に撒きます。その後黒でもう一度染めました。

撒糊(まきのり)の着物1
撒糊(まきのり)の着物
撒糊(まきのり)の着物1
撒糊(まきのり)の着物/拡大

撒糊(まきのり)の着物2

同じ技法ですが、下染めはぼかさず一色で引き切り、撒き糊をした後、グレーでもう一度染めた着物です。

撒糊(まきのり)の着物
撒糊(まきのり)の着物
撒糊(まきのり)の着物部分
撒糊(まきのり)の着物部分

三段ボカシ訪問着

専務が染めた着物。
引染ボカシで三段に染めあげ、ポイントに刺繍をしました。

三段ボカシ訪問着 上前
三段ボカシ訪問着 上前
三段ボカシ訪問着 刺繍部分
三段ボカシ訪問着 刺繍部分

絽の着物“サカナ・カイ・ヒトデ”

笑福:デザイン、専務が染めた夏物の絽の着物。
おさかな、貝、ヒトデは小紋風に総柄になってますが、水玉と金彩が上前の部分に入ってちょっとしたアクセントになっています。

絽の着物“サカナ・カイ・ヒトデ”上前
絽の着物 上前
絽の着物“サカナ・カイ・ヒトデ”部分
絽の着物 部分

振袖“桜”

笑福:デザイン、専務が染めた桜の振り袖。
金銀ラメ入りの生地にぼかしと友禅で桜を表現、金コマと呼ばれる刺繍がしてあり華やかさを際だてています。

振袖“桜”上前
振袖“桜”上前
振袖“桜”金コマ部分
振袖“桜”金コマ部分

染め帯“四季の花々”

金のラメがはいった市松模様の生地に丸くぼかし、丸の中も淡色でぼかした帯。
丸の中には手描きで四季おりおりの植物が描かれています。

染め帯“四季の花々”
染め帯“四季の花々”
染め帯“四季の花々”部分
染め帯“四季の花々”部分

染め帯“福猫”

笑福:デザイン
七福猫のうちの3匹を染め帯にしました。左はお太鼓、右は胴の部分。

染め帯“福猫”お太鼓
染め帯“福猫”お太鼓
染め帯“福猫”胴部分
染め帯“福猫”胴部分

おとこの着物

男物の着物は無地感で色も地味なものが多いように見えて、羽織裏は結構賑やかな柄だったり、隠れたおしゃれに粋を感じます。
襟巻き(スカーフ)や、足下はブーツ、ちょっと変わった帽子に個性的なバッグなどをあわせて着こなしておられる方を見かけますが、男性ならではの着こなしも素敵ですね。

紬を染めた着物と羽織
紬を染めた着物と羽織
引染組合で製作した「男のキモノ」
引染組合で製作した「男のキモノ」

紬の着物

社長の父が来ていた100年位前の大島紬と紬の2着の着物を使って仕立てなおした着物。 幅が足りない為、2着をパッチワーク風に仕立てた洒落た着物になりました。

紬の着物
紬の着物
紬の着物
紬の着物

こどもの着物

子供が着物を着るのを嫌がらないようにしたいと思い、 履物をスニーカーにしたり、大好きなキャラクターの柄を染めてみたり。その甲斐あってか、着物でもへっちゃらで動きまわってます。
お宮参りや七五三などの行事用だけでなく、子供が普段着に着れるような着物や小物がもっとたくさん市場に出回ってたらいいのになぁ、と思います。

ウールのきもの
ウールのきもの
ウルトラマンの柄
ウルトラマンの柄を染めてみました
車の着物
車の着物を兄弟ペアで染めました

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