
ブタがいた教室を見て来ました。
(上記の写真はホームページの壁紙です。)
1990年に大阪の小学校の新任教師が始めた授業です。
ブタを飼って大きく育ててその後、自分たちで食べるという実践授業です。
教師が連れて来た子豚を2年半飼育し卒業を目前にクラスを二分する論争を行います。
食育やいのちの授業とかが一般的になる前に行われた授業なので、
多数の批判的な声が上がる中、教師や子供達が考え行動する姿を見て支持する人達もいました。
この映画を息子2人を連れて京都シネマに行って来ました。
下の6歳の子はブタがかわいそうで途中で泣いていましたが、
モデルとなった同じ6年生の長男は真剣な眼差しで見ていました。
見終わったあとに意見を聞くと、最初に育てて食べるという約束をしのだから
食肉センタ送りに賛成だと言ってました。
親としては映画を見ての感想と意見なので
実際の授業だったらどうなったのかわからないと思いますが。
「食べ物を大切に」「残さず食べる」
子どもの頃によくいわれました。
「お米には、7人の神様がいる」とか。
でも、一番言われた事例は戦争中の貧困でした。
食べる物がなく餓死した人、お粥にして量を増やして食べたこと。
他にもいろいろです。
私の子どもの時代でも考えられない事でした。
戦後、米兵からもらったガムを噛んだ後皿に残しておいて、
次の日にお湯をかけてやわらかくしてまた噛んだとか。
戦争を体験した人達はひもじい思いをした事が
物を大事にするきっかけになっているのだと思います。
今、物を大切にすることを教えるのに戦中、戦後の貧しい日本人を例えにしても
子供達に訴えられるでしょうか。
実体験のない私達の世代が子どもに戦争の事を教えられるでしょうか。
ブタを育てて食べると言う教育が悪いとは言いません。
むしろ必要なことだと思います。
しかし、実践教育を行う事でしか物の大切さ、ありがたさを教えられない社会は
どこか問題があるように思えます。




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